要点把握力を身に付けるメリット
こんにちは、せいきんぐです。
このブログでは、新卒で知識も経験もゼロだった私が、
「わずか半年で社内の信頼を勝ち取り、部の中核を担うポジションに抜擢された経験」をもとに、
知識と経験が無くても社会で活躍出来る方法を発信しています。
今回の記事では、
1 要点把握力を身に付けるメリット
メリット① 自分より高い知識レベルを持つ人たちの話にも付いていけるようになる
メリット② 物事を自分に都合の良い方向に動かせる。
メリット③ 評価される
2 まとめ
について発信していきます。
要点把握力とは何かで紹介出来なかったメリットについて記載しております。
新人が社会で活躍する上で大いにメリットとなりうる内容の記事ですので、ぜひ最後までお読みください。
※新人が社会で活躍する方法について知りたい!という方はこちらの記事にジャンプしてください。
※早く具体的なコツを知りたい!という方はこちらの記事にジャンプしてください。
1 要点把握力を身に付けるメリット
要点把握力を身に付けるメリットは大きく3つあります。
メリット① 自分より高い知識レベルを持つ人たちの話にも付いていけるようになる
社内社外問わず、ビジネスをするのなら自分より知識が豊富な人との関わることは必要不可欠です。
「自分が1番知識がある」という状態でビジネスが成り立つのは「学校の先生」くらいですが、
そもそも学校の先生は知識を付け、教育実習で経験も積んだうえで職に就いています。
知識も経験も無い我々新卒たちは、
自分より知識と経験が多い人たちの力を借りないとビジネスが成り立ちません。
自分より知識が多い人と会話するということは、
必然的に「知らない専門用語」や「知らない前提知識」が出てきてしまいます。
これはもう仕方がありません。
しかも知らない用語などの数が多すぎるため、
いちいち「今の○○ってどういう意味ですか?」と全て聞いていたら日が暮れてしまいます。
加えて有用な知識を持つ人ほど引く手あまたで忙しく、
新人に丁寧に教えてくれるほどの時間は無いことがほとんどです。
しかし要点把握力があれば、話を完全に理解することは出来なくても、
大事なポイントだけは押さえることが出来ます。
大事なポイントさえ押さえていれば、
「○○の種類が決められないから金額が確定しないことは分かったんですが、
あと何が決まれば○○の種類を決められるんですか?」
などと、今知っておくべき必要最低限の知識に絞って教えてもらうことが出来ます。
これが、要点把握力があることの大きなメリットです。
メリット② 物事を自分に都合の良い方向に動かせる。
これも要点把握力があることの大きなメリットです。
要点把握力を備えたビジネスパーソンは、
それぞれの登場人物(自分たち、お客さん、協力会社、ライバル会社、社内の他の部署など)の、
・進めたがっている方向
・最低限譲れないポイント
・立場が有利か不利か
等を把握し、
それを踏まえて少しでも自分たちのチームが有利になるように立ち回ることが出来ます。
以下は要点把握力の基本中の基本ではありますが、
分かりやすいので営業が商品の価格を設定する例を比べてみましょう。
【要点把握力が無い場合】
失敗ケース①
「絶対受注したい!(買ってもらいたい)」という自分の思いを優先し、
赤字ギリギリまで値引きして提案。
→受注に成功。しかし、当然赤字ギリギリなので利益は出ず、社内評価は低いまま。
失敗ケース②
「利益を出したい!」という自分の思いから、ほぼ定価に近い値段で提案。
→安く提案してきた競合他社に取られ、受注すら達成できず。
【要点把握力が高い場合】
成功ケース①
今回の提案では、他社の商品より自社の商品の方が優位性があり、
しかもお客さんとの付き合いも深く信頼関係がある。
今回は攻めて利益を狙うべきと判断し、高値で提案。
→他社より値段は高かったが受注に成功。高い利益率で大きく組織に貢献した。
成功ケース②
今回の提案先は非常に大きな会社だが、自社との関係性は薄い。
しかも今回は競合他社と比べても商品内容に大差は無い。
ここはとにかく安くしてでも「受注する」という事実が大事な場面と判断し、
赤字ギリギリで提案。
→ギリギリで受注に成功。今回の案件の利益はほとんど無かったが、今回の受注でお客さんとの交流が生まれ、他の商品の提案を通じて大きく利益を上げていくきっかけとなった。
このように、要点把握力のある人は「登場人物の思惑」や「チームの置かれている状況」などを把握し、
その中でチームの目標達成にとって最も貢献できる選択をすることができます。
これが、要点把握力を持つ大きなメリットです。
また余談ですが、「登場人物」には上司ももちろん含むので、
同じ理由で上司との交渉も得意です。
【例】
・上司の立場上OKせざるを得ない表現でお願いし、確実に休みをもらう。
・上司のやりたがっていること(個人的な目標を含む)を把握することで、
完全な自分の欲望でも「上司にとってもメリットのある話」として表現することが出来る。
→私はこの方法で、嫌な仕事を別の人に割り振ってもらうことに成功しています。
このように、要点把握力があるビジネスパーソンは、
社内外問わず自分の思い通りの方向に事を進めることが出来ます。
メリット③ 評価される
もう気付かれている方も多いかもしれませんが、
上記メリット①メリット②が出来ていると、社内の評価が大きく上がります。
評価が上がる理由1 評価者である上司に優秀だという印象を与えられる
自分を評価する上司は、当然自分より知識と経験があります。
つまりメリット①で説明した、「自分より知識レベルが高い人」に当たります。
そのため、上司からの指示には専門用語や経験から知っている大前提など、
新卒が知らない内容が少なからず含まれており、理解するのは大変です。
しかし要点把握力があれば、専門用語などはわからずとも、
・最低限何をやらなければならないのか
・それはいつまでにやらなければならないのか
・それをやるうえで、絶対に抜けてはいけない注意事項は何か
など、指示の大枠は正確に把握することが出来ます。
指示が分からなくて聞き返すとしても、
・要点把握力の無い人「今の指示が正直あまり分からなかったのですが、どういう意味ですか?」
・要点把握力のある人「○○を来週までにやれということだと思うのですが、○○をやる際に気を付けるべきことが先ほど会話に出た××以外にもあればあらかじめ教えてください」
この2つの聞き方では評価がかなり違いますよね。
要点把握力がある人の質問の場合、上司の説明に取られる労力が少なく悪い印象は与えませんし、
「この新人は大枠を理解できているし、事前確認も怠らないな」という良い印象を与えられます。
評価が上がる理由1のまとめ
上司の話の大事なポイントを逃さないので、上司から優秀だという印象を持ってもらえる。
評価が上がる理由2 新人の枠を超えてチームの目標達成に貢献出来るため
要点把握力が高い人は、周囲との関係や自分のチームが置かれている状況を把握し、
少しでもチームが有利になるような仕事の進め方をすることが出来ます。
これはメリット②で説明した通りですね。
この動きを繰り返していると、少しずつチームが目標に近付いていき、
それが積み重なると「目立った貢献」になります。
先ほどの営業の価格設定の例に当てはめると、
「要点把握力がある営業は少しずつ利益を積み重ね、最終的には部の営業目標に貢献していると評価されるレベルの営業成績を達成している」
ということになります。
基本的にはどこの会社も、
「チームの目標にどれだけ貢献したか」で評価が決まります。
要点把握力がある人は、チームの目標とその他登場人物の利害関係を把握し、
チームにとって有利な選択が出来るため、それが結果となって評価されやすいと言えます。
要点把握力が評価される理由2のまとめ
常にチームに有利な選択を取り続けられるため、最終的にチームに大きく貢献できる。
2 まとめ
・要点把握力とは、「知らない用語や前提条件がある中でも話の大枠を捉え、重要なポイントを把握できる力」
・要点把握力があれば、自分より知識レベルが高い人の話とも話ができる。
・要点把握力があれば、自分やチームの都合の良い方向に物事を進められる。
・要点把握力があれば、社内で高く評価される。
・要点把握力を身に付けるためのコツを発信しているのが、せいきんぐのブログとTwitter
要点把握力とそのメリットについて、いかがでしたでしょうか。
身に付いているだけでありとあらゆる業界で仕事が出来、
しかも高い評価が得られる、魅力的な能力だと思いませんか?
専門的な話に付いていきたい人も、交渉事を有利に進めたい人も、活躍して出世したい人も、
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