要点把握力を付けるコツ その3 「誰よりも早く次のアクションを提案する」
こんにちは、せいきんぐです。
このブログでは、新卒で知識も経験もゼロだった私が、「わずか半年で社内の信頼を勝ち取り、部の中核を担うポジションに抜擢された経験」をもとに、知識と経験が無くても活躍出来る方法を発信しています。
今回の記事では、要点把握力を付けるコツ その3 「誰よりも早く次のアクションを提案する」について発信していきます。
1 要点は「答え合わせ」して初めて把握したと言える
2 要点把握力を付けるコツ その3 「誰よりも早く次のアクションを提案する」 のメリット
3 なぜ「最速」にこだわる必要があるのか
4 まとめ
要点把握力を身に付けるためのノウハウの配信3回目です。せいきんぐが「自分は要点を把握出来ている」と断言出来ている秘密にも直結する重要な内容ですので、ぜひ最後まで読んでお試しください。
※要点把握力って何?という方はこちらの記事をお読みください。
【本文】
1 要点は「答え合わせ」して初めて把握したと言える
「せいきんぐはなぜ自分が要点を把握していると断言できるの?」と質問を受けた事があります。
答えは簡単です。
把握した要点の「答え合わせ」をしているから、合っていると分かるのです。
具体的に言うと、「次のアクションをその場の誰よりも早く提案する」事により、自分の把握した要点が的外れでないか確認しているのです。
「なぜ次のアクションを提案することが答え合わせになるの?」と思われた方は一度考えてみてください。そもそもなぜ会議や相談が行われるのかを。
次のアクションが決まっているのなら、会議をする必要なんてありません。社内にメールか何かで「こういう方針で活動するのでサポートお願いします」とだけ周知すればいいはずです。
話し合いを必要としているということは、次に何をするかの判断に困っているということに他なりません。会議は「関係者たちが集まって次のアクションを考える場」であると言えます。
つまり、どんな会議や相談も、目的は「次のアクションを決めること」ただ1つなのです。
会議で飛び交う難しい言葉や大量の情報も、全ては「次のアクションを決める」ための情報なのです。その会議の要点を把握している状態というのは、「次のアクションを判断できる状態」であることに他なりません。
つまり会議の中で次のアクションを提案してみるということは、「その会議で自分が重要だと判断したポイント」が、「周りの人も重要と認識しているポイント」と一致しているかを擦り合わせる最も自然な行為です。
これこそが、「次のアクションをその場の誰よりも早く提案する」事により、自分が重要だと思った要点が間違っていないかを確認できるメカニズムです。
これを用いて、せいきんぐは自分の把握した要点が正しいか常に答え合わせをしているのです。
※もちろん、その正答率がかなり高いためこうして記事を書いています笑
この方法のメリットについて次の項で見ていきましょう。
2 要点把握力を付けるコツ その3 「誰よりも早く次のアクションを提案する」 のメリット
さあ、要点を把握出来たら誰よりも早く次のアクションを提案してみましょう!
具体的には、「今回は利益よりも成功率が重要だと思うので、利益は薄いが成功率の高い案Aで進めるのが良いと思うのですがどうでしょうか?」といった具合に、要点と行動案をセットで提示してみましょう。
コツとしてはたったこれだけです。
え?簡単すぎない?と思う方。その通りです。
何も難しくありません。非常に簡単です。
しかも「合っていても間違っていても自分にメリットとなる」という、使わない手は無い最強のコツです。
この簡単で最強のコツのメリットを解説したいと思います。
メリット① 自分の要点(アクション案)が合っていた場合
・単純に、あなたが要点把握出来ている裏付けが取れます。素晴らしい。
・そして、「あなたが要点を把握できている」という事実を、周りに自然とアピール出来ます。つまり、評価が上がります。
※せいきんぐが要点把握力を高く評価されているのも、「この方法で答え合わせをしつつ周りにアピール出来ていたから」という理由だったのです。
メリット② 自分の要点(アクション案)が間違っていた場合
・間違っていたら周りに訂正されます。つまり知識・経験に裏付けされた本当の重要ポイントを教えてもらえるのです。これは次以降の判断の基準のヒントとなります(=要点把握力が磨かれます)
・「自分の考えを出す」「事前に周りに相談する」という、仕事をする上で重要なポイントを押さえられているので、次のアクションの結果を責められることが無くなります。
※言われた指示だけ守って失敗したら「自分でも考えて行動しろ」、自分の考えだけで行動して失敗したら「なぜ事前に相談しなかった」と言われるリスクがありますが、この方法ならどちらの叱責も受けることはありません。この方法なら要点が間違っていても、究極のリスクヘッジが出来ていると言えるでしょう。
このように、「誰よりも早く次のアクションを提案する」ことは、その要点が合っていても間違っていてもメリットしかない最強の手段なのです。
皆さんもぜひ明日から使ってみてください。
自分にリスクは無いのに、要点把握力と社内評価がぐんぐん上がります。
3 なぜ「最速」にこだわる必要があるのか
さて、最強を誇るこのコツですが、1つだけ注意点があります。
それは、「誰よりも早く」次のアクションを提案する必要がある点です。
最速でないと答え合わせのハードルが上がり、リスクも出てきます。以下でその理由を見てみましょう。
自分が最速で案を出せなかった場合、自分以外の誰かが先に次のアクション案を提案してきます。
その案と自分の考える次のアクション案が違った場合、どうですか?
「いえ、私はこうすべきだと思います。」と後出しするハードル、高くないですか?
ハードルが高くても意見に自信があったら間違いなく発言すべきです。しかし相手やあなたの立場、捉え方、雰囲気によっては「反論」という印象を与えてしまうこともあるでしょう。
そんな中で出した意見がもし要点を外していたら、「何もわかっていないくせに会議に口出しするな。時間の無駄だ」と思われるリスクすらあります。
良い職場なら、「自分の意見が違ったらきちんと口に出す良い若者」として判断されるかもしれませんが、職場によってはどう評価されるか分かりません。
これが、最速で提案できなかった場合の答え合わせのリスクです。
しかし、誰よりも先に次のアクション案を提案出来た場合、項2で解説した通り、なんとノーリスクで答え合わせが出来ます。
最速で出した自分の要点が合っていれば、「誰よりも早く要点をまとめ、正しい次のアクションを考案した新人」として高い評価を得られるし、
間違っていても、知識・経験のある先輩に「訂正される」だけで、「反論した」という印象が持たれることはありません。
という訳で、「誰よりも早く」次のアクションを提案することにこだわりましょう。
これこそが、ノーリスクで要点把握力と社内評価を高めることが出来る神の一手です。
※ちなみに後出しになってしまっても、自分の要点把握に自信があるときは是非発言してください。
私も経験豊富なSEが出した案に自分の案を後出しした事があります。その結果SEも納得の上で自分の案が採択され、社内評価が大幅に上がりました。
自信があるときは、後出しでもチャレンジしていきましょう!
4 まとめ
・要点は答え合わせをして初めて把握したと言える
・会議は次のアクションを考える場
・最初に次のアクションを提案出来れば、メリットしか存在しない
いかがでしたでしょうか。
ノーリスクで評価されるor要点把握力を付けられるこの方法は、ぜひ明日から実践してみてください。世界が変わります。
なお、最速で発言するためにはある程度要点把握力が必要です。その際には以下の記事やTwitterをお役立てください!
Twitter せいきんぐ@知識ゼロのエリート
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