真面目な人の話がつまらない理由

こんにちは、せいきんぐです。

このブログでは、新卒で知識も経験もゼロだった私が、「わずか半年で社内の信頼を勝ち取り、部の中核を担うポジションに抜擢された経験」をもとに、知識と経験が無くても活躍出来る方法を発信しています。

 

今回の記事では、

重要な情報だけ拾う方法(なぜ真面目な人の話はつまらないのか)

について発信していきます。

 

1 真面目な人は全ての情報を「漏らさない」

2 なぜ真面目な人の話はつまらないのか

3 要点把握力がある人は、重要な情報を「逃さない」

4 まとめ

 

情報を拾うとき、

真面目な人は全ての情報を「漏らさない」

要点把握力がある人は重要な情報を「逃さない」

という決定的な違いがあります。

 

今の時代は「重要な情報を逃さない」という力の方が、

圧倒的に社会で必要とされます


両者の違いは何か、またなぜ「逃さない」力の方が重要なのかをまとめました。

真面目な人の話がつまらなかった理由も解明する記事となっておりますので、

ぜひ最後までお読みください。

 

【本文】

 

1 真面目な人は全ての情報を「漏らさない」

 

真面目な人の情報の拾い方のクセを分かりやすくするために、

「1時間の講義を聞く」というケースで考えてみましょう。

 

真面目な人は「全ての言葉を漏らさずメモする」ことが多いですが、

実際にそのメモを後で見返した際、どう思いますでしょうか。

 

1時間の講義で出てきた言葉とその意味を全てメモしたら、

最後には膨大な量のメモになりますよね。

 

もし講義に出ていない友達から、

どんなことを伝えたい講義だった?」と聞かれたら、そのメモですぐに答えられますか?

 

恐らく情報が多すぎて、何が重要だったかを思い返すのは困難でしょう。

 

真面目な人の聞き方では、

知った(または知ったつもりの)ことは多くても、

何が大事か・その講義全体を通して何が言いたかったのかは分かりません。

 

つまり内容を1つも「漏らさず」聞くことが得意な代わりに、

他と比べて重要なポイント(本質・要点)を「逃して」しまうのです。

 

これが、真面目な人が陥ってしまう罠です。

  

2 なぜ真面目な人の話はつまらないのか

 

誤解を恐れずに言うと、

真面目な人はふざけた人より「話がつまらない」と言われる傾向にあると思います。

(もちろん真面目で面白い人もたくさんいますが、あくまで統計的に)

 

その原因も、真面目さ故に

「要点に注目せず全ての情報を同じ重要度で聞いてしまうところ」にあります。

 

例えば、1時間の講義を聞いたらたくさんの情報が入ってきます。

 

その中には自分が「面白い!」と思った情報も、

そんなに心に響かなかった情報も、両方あると思います。

 

真面目な人は全ての情報をメモするため、

自分がせっかく「面白い!」と思った情報のメモが、

そうでもない情報のメモの山に埋もれてしまいます

 

その結果、他人と話すときに、

かつて自分が「面白い!」と思った話をすぐに引っ張り出せなくなってしまいます。

これが、真面目な人の話が「つまらない」と言われてしまう理由の1つです。

 

逆に世の中で「面白い」と評価を受けている人たちは、

意外と自分が「面白い!」と感じたことを周りにも話してるだけだったりもします。

 

なぜ自分が「面白い!」と思ったことだけをすぐに思い出せるのかというと、答えは簡単です。

 

面白い!と感じたこと以外を「ほとんど忘れているから」です。

 

身の回りの「面白いけど成績は悪かった人」を思い返してみてください。

興味の無い授業に関しては覚えようともしなかった人が多くないですか?

 

そういう人は日常生活でも面白いこと以外を捨てて話を聞いているから、自然と面白くなります。

 

ただし学校のテストは「範囲全てを知っていること」を求めてくるので、

そういう人は必然的に成績が悪くなります。残念な仕組みですね、、

 

しかし、今の時代は「面白いけど成績は悪かった人」に非常に優しい世界となっています。

 

なぜなら国民全員が、

「世の中の情報を知り尽すもの」の力を簡単に借りることが出来るようになっているからです。

 

何だかわかりますか?

 

そう、インターネットです。

 

知らない情報は全て調べれば簡単に出てきます。それも大量に。

 

ビジネスの場でもスマホやPCの利用は全く禁止されておりませんので、

知らないことがあったら全て調べることが出来ます。

 

つまり、「多くのものを知っていること」は今の時代に価値を生みません。

 

ではどんな人が評価されるかというと、

その情報の面白さ(重要さ)を分かっている人」が評価されます。

 

今の時代の人々の悩みは、「情報不足」ではなく、

「情報がありすぎてどの情報が重要か分からないこと」へと移り変わっています。

 

では、どのようにすれば重要な情報(面白い情報)のみを集めることが出来るのか。

次の3章で触れていこうと思います。

  

3 要点把握力がある人は、重要な情報を「逃さない」

 

1章と同じく、1時間の講義を聞くケースで考えてみましょう。

 

要点把握力がある人は、基本的にメモを取りません

 

講義を聞いていて、「面白い!」と思ったことのみをメモします。

 

その結果、講義を受けていない人に質問されても、

「ここが面白かった!」「この点が衝撃だった!」と具体的に答えることが出来ます。

 

なぜならメモには「面白い!」と思ったことしか書いていないからです。

 

また、メモに書いてある情報には全て、

「面白い!」と思った何かしらの理由があるはずです。

 

「面白い!」と思った理由を思い出すのはそう難しいことでは無いので、

実際のメモの情報量よりも多くの情報を覚えていることになります。

 

「面白い!」と思った情報を他人に話す人は、

「なぜその情報が面白いのか」も含めて人に伝えることが出来ます

 

だから全部を覚えようとしない人(ある意味真面目じゃない人)の話は、

真面目な人の話よりも面白いことが多いのです。

 

そしてこれこそが、今の時代に求められる情報の拾い方なのです。

 

真面目な人からしたら、「これでは聞き漏らしが多すぎる!」と感じるかと思いますが、

ここで逆に質問させてください。

 

「聞き漏らしがあると、何かまずいことがあるんですか?」

 

今の時代、細かいとこを聞き逃して困ることはそうありません。

 

細かい情報を聞き逃したら、後からネットで調べればいいし、

教科書がある講義なら教科書読んだり、極論その教授の本を買えばいい。

 

ビジネスの場面でも同じで、

お客さんが「色々したいことはあるが一番は○○がしたい!」というポイントさえ抑えていれば、

他の細かい情報は後から再び聞けば問題ありません。

 

インターネットという超強力な知識人を味方につけた今、

人々に求められるのは「情報の面白さ(重要さ)」を他人に伝える力です。

 

自分が「面白い!」と感じたものだけを拾い、

細かいことは後から何とかしましょう!

 

そうすれば要点把握力は自然と身についてきます!

 

4 まとめ

・真面目な人は全ての情報をメモしてしまう

・「面白い情報」とそれ以外の情報では価値が違う

・「面白い情報」だけ拾い、それ以外は捨て、困ったら後から調べる!

 

このブログで紹介している「要点把握力」がここまで価値を持ったのは、

インターネットの普及が背景にあります。

※1世代前は「物知り」の人が重宝されていました。

今はインターネットが一番物知りなので、人間は違う力(面白いと思える感情など)を武器にしていかないと仕事が無くなってしまいます。

生き抜くための「要点把握力」を身に付けるためのコツをTwitterや以下の記事で配信しているので、身に付けたい方はぜひフォローしてください!

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